女一人と男がたくさん、そんな異様なサバイバル 『東京島:桐野 夏生 』を読んだ
ものに名前が付けば、意味が生まれ、認識され、
世界が確立する。
ある無人島にたどり着いた人々、
そのなかで女は一人。
その一人の女をめぐり様々な事件が起こる・・・。
この東京島の面白さは、
その女が、
別に美人でもない、
少し中年太りのただのおばちゃん・・・
だということ。
こういうパターンだとやっぱり、
美人の女性をもっていきたくなると思うんだけど、
あえてそこがおばちゃんってところに、
なまなましさがあって面白い。
LOST好きとしては結構楽しめた作品。
映画化はあまり興味がないけど・・・。