奇跡にまつわる物語を集めた短編集 『鉄道員:浅田次郎』を読んだ
悲しいのつらいのではなく、ありがとうで涙でます。
なんとなく浅田次郎の作品をいろいろと読みたいと思い、
最初に読んだのがこの本だった。
映画化もされた鉄道員や
ラブ・レターなどが入った短編集。
鉄道員やラブ・レターは読んでいて、感動した。
それ以外もなかなか良かった、気がする。
巻末のあとがきをよむと、
この本は、”奇跡”をテーマにした短編らしい。
この本で書かれている”奇跡”は、
自分の力では起こすことができない”奇跡”である。
だけど、
現実の”奇跡”ってものは、
自身の力で作り出すものだと思っている。
自分で起こしようもないそれを”奇跡”とよんでもいいけど、
結果的には、自身の努力の気付かない結果が
”奇跡”なんじゃないかと個人的には、思う。