山にいるときも谷にいるときも 「頂きはどこにある?:スペンサー・ジョンソン」を読んだ。
外部の出来事はかならずしもおもいどおりにはならない。
しかし、心の中の山と谷は考え方と行動しだいで思いどおりになる。
人生には、
上り調子のとき(山)もあれば、
下り調子のとき(谷)もある。
上り調子のとき、
人は、絶好調の自分に溺れることができる。
そして、下り調子のとき、
人はどうして自分だけと、悲しみにくれる。
このような、人生の山と谷それぞれにいるとき、
人がどのような行動を取ったらいいのか?
その答えが、
「頂きはどこにある?」を読めば、わかるかもしれない。
まず大事なことは、
上り調子であるとき、下り調子であるとき、
それぞれにおいて、
その事実は受け入れること。
それが、大事。
受け入れないかぎり何もはじまらない。
そして、受け入れたあとは、
山(好調期)にいるのであれば、
そこに長くいつづけるために、
順境に感謝し、賢く対処しよう
謙虚になり、感謝を忘れない。
そこに到達した原因となる行為をもっと行おう。
状況を更に改善しつづけよう。
よりいっそう他人の役に立とう。来るべき谷に備えて、力を備えておこう。
そして、谷(不長期)にいるときは、
そこから早く抜け出すために、
逆境にひそむ利点を見つけ、活用しよう
谷は、果てしなくつづくわけではないのだから、
気持ちを楽に持とう。
谷に陥った原因となる行為と反対の事をしよう。
エゴを捨てよう――仕事ではより有用に、私生活では
より愛情深くなろう。
他人と比べない。逆境にひそむ利点を見つけすぐに活用しよう。
いま自分は、まさに谷にいる状況だとおもっていて、
ちょうどこの本を読んだので、なんだか目からウロコだった。
そこに潜む利点、自分にあてはめると何だろうと、
考えることができるようになった。
山からすぐに落ちてしまう一番の理由は傲慢である。それは見せかけの自信にすぎない。谷からなかなかでられない一番の理由は恐怖心である。安楽そうに見せかけてはいても。
これもまさにそのとおりで、
いろんな恐怖心にとりつかれている自分にも気づくことができた。
すぐに、自分がいる谷底から、
這い上がることはできないだろうけど、
それをチャンスととらえて、前向きな姿勢で、
取り組んでいこうと、読んでいるときにそう思った。
重要なのは、どこで生きるかではなく、「いかに」生きるかだ、と彼は思った。