kubolog : クボログ

久保のブログ

グランズウェルを読んだ。

グランズウェルは噂通りなかなか興味深い本だった。
取り急ぎ、気になった部分をメモ。
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インターネットから何かを削除するなんてできない。
それは、プールから小便を取り除こうとするようなものだ。
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インターネットの第1段階は、すべての人をネットワークにつなぐことだった。
インターネットおおの第2段階は、人々が働き、暮らし、遊び、学ぶ方法を変える。
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インターネットからコンテンツを削除しようとして、
逆に広めてしまう現象を「ストライサンド効果」と名付けた。
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グランズウェルとは社会動向であり、人々がテクノロジーを使って、
自分が必要としているものを企業などの伝統的組織ではなく、
お互いから調達するようになっていることを指す。
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テクノロジーだけでなく、関係に焦点を合わせるべきだ
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新しい方法で人と人をつなぐツールは、そうでないツールよりも短期間で広まる。
ネットにおける「短期間」とは、年ではなく、週、月単位の変化を指す。
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グランズウェルの肝は関係をつくることにある。
より面白く、多様な関係を生み出すツールや、交流の頻度を高める
ツールは受け入れられる可能性が高い。
それがグランズウェルの求めている物だからだ
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グランズウェルは2つのもので構成されている。
1つはテクノロジー、もう一つは人間だ。
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グランズウェルの住人
創造者
批評者
収集者
加入者
観察者
不参加者
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5つの目的
耳を傾ける/話をする/活気づける/支援する/統合する
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我々は参加者に2つの課題を与えた。
一つは、今後3年間で顧客との関係がどう改善されるかをイメージすること、もう一つは、
グランズウェルに参加することで生じる問題を明らかにすることだ。
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サイマス・ブランディング
「ブランドは企業ではなく、顧客に属する」
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グランズウェル時代においては、聞くことはたやすい。
聞かないことは、今や罪ですらある。
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グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)
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