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久保のブログ

孔明の聡明さにぐっときた『レッドクリフ Part1とPart2』

Part I を観たのは、1ヶ月くらい前かな。

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『レッドクリフ Part I』では、

「水牛」のシーンが印象に残った。
誰かが村人の水牛を食べてしまった。

その犯人は兵の中にいて、
周瑜は、犯人が誰であるかわかった。

ただ、あえて犯人を追及することはなかった。

犯人を追及し、いろんな人間が各々を疑い出せば、士気はダウンする。
それよりも犯人をさがさず村人に水牛をわたし、その場を切り抜けた。

兵一人の罪は、みんなの罪であり、
誰が悪いとかそういう問題には考えなかったのだろう。

こういう行為は、
助けられた犯人側の忠誠心がかなり向上するだろうな。

悪いことをしたやつをただ切って捨てるのではなく、
反省をさせる機械を与える。
リーダーシップとしても、人としても、
すばらしい行為だよね。

で、
映画館でみた『レッドクリフ Part II』

孔明の言葉。
”知識は人生を豊かにする”
まさにそのとおりだと思った。

知識ばかりで頭でっかちになるのも確かに良くないけど、
なにもなくてからっぽで中身がないよりは100倍良いと思うし・・・。

あと、
矢を、短い期間で何万本か集めろ
っと周瑜から言われた孔明が、
相手の陣営に突っ込み相手から矢を調達する
シーンも印象に残った。

矢を調達するっていう方法を考えるとき、
大抵の人は、
「短い期間でたくさん矢を作るにはどうすればいいか」
を考えるだろう。
それを孔明はまったく別の視点から考えたわけだ。
このように、違った観点、違う側面から物事を考えるのは、まさに、
【ラテラル・シンキング(水平思考)】

こんな発想ができるようになりたいものです。

とりあえず、、、
【孫子の兵法】とか、【論語】とかしっかりと読みたくなりました。
(買っておきながらぜんぜん読んでいない・・・。)

まずは、論語かな。
レッドクリフでも孔子の話は少し出てきたし。

”孔子は仁を説き、孟子は義を説いた”

このシーンも印象に残るシーンだったなぁ。
「仁」とは思いやりのことで、「義」とは、人として正しい道のことだそうです。

どちらも大切なことですね。

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