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久保のブログ

ゲームのような人生を変える。幸せな生き方をするにはやっぱり論語 『論語力:齋藤 孝』を読んだ

「学べば<固>、すなわち頑固でなくなる。」

昔よく、「漫画でわかる論語」みたいな本を呼んでいた。
トイレの中で毎日のように・・・。

だから、論語は自分の思考の中で結構よく使われている。

たとえば

「過ぎたるは及ばざるが如し」

「巧言令色すくなし仁」

とか。

これらのフレーズは、
日常よく思い出し、行動の指針となる。

論語力 (ちくま新書)
論語力 (ちくま新書)

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齋藤 孝
筑摩書房
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本書の中で著者は、

いまはほとんどあらゆる職業がサービス業となっています。

と言及している。

すべてがサービス業であればヒトとの付き合いはかかすことは出来ない。
そんな今だからこそ、論語が重要となっていくのかもしれない。

本書の中の気になった部分をメモ。

自分は口出しができるほどの地位なのか?

「その地位、役職にいるのでなければ、その仕事には口出ししないこと」

その人の立場になってみないと、その人の苦労はわからない。
表面的な面ばかりをみて、ただ文句をいっているだけの人間は最低だ。
なにか文句を言いたくなったら、その人のことを理解できるポジション・立場に
自身がいるかをしっかりを考える必要がある。

人の話をしている暇があるのか?

「おまえは賢いんだね。私は自分の修養にいそがしくて、他人を批判しているひまはないがね」

隣の芝生は青い。
だからこそ、批判の一つも言いたくなる。
でもそんなことしている暇があるのか?
そんな批判をするような余裕があるなら、
自身を高めるために努力をすべきなのではないのか?

人生の迷いは

「私は15歳で学問に志し、
30にして独り立ちした。
40になって迷わなくなり、
50にして天命を知った。
60になり人の言葉を素直に聞けるようになり、
70になって思ったことを自由にやっても道を外すことはなくなった。」

孔子でさえ、迷いが消えるのに、
40歳までかかった。
それなのに、
一般の人間が20代とか30代のウチに悩みを消し去ることなんてできるのだろうか?
きっと出来ない。
それなら、出来ないなりに迷いに迷い、つき進んでいく度胸が必要なのではないだろうか?

コミュニケーションの基本

 
「己の欲せざる所は人に施すなかれ」

これはコミュニケショーンの基本の基本だと思う。
自分にしてほしくないことは、人にもするな。
基本だからこそ、ときどき忘れがちになるけれど、
忘れないようにしたいこと。

自分に限界をつくるな

「今汝は画れり」
意味:
本当に力が足りない者なら、やれるだけやって途中で力を使い果たしてやめることになるはずだ。しかし、
お前は自分で自分の限界をあらかじめ設定して、やらない言い訳をしているのだ

やらない言い訳を探せばすぐにみつかる。
でも、そうすることによって成長の機会は消えていく。
どうすれば出来るかを考えて進んでいければ
きっと成長できる。

最期に

本書で読んだことは、きっと昔読んだはず。
でも忘れていた・・・。(いつも忘れてしまう。)

論語を定期的に読み、
心の中に刻むことは人生を豊かにすることではないかと感じた。