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久保のブログ

定年退職後の人生について考えさせられる本「渡辺 淳一 – 孤舟」のあらすじ・ストーリー・感想のまとめ

すべてが変わった以上、自分も変わらなければ生き辛くなるだけである。
それに口惜しいけど、年齢とともに男のほうがはるかに弱く、頼りなくなるようである。

孤舟とは、
ただ一艘浮かんでいる舟。

という意味らしい。

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どこかで面白いという評判を聞いていたとおり、
たしかに面白く、興味深い本だった。

20代後半の自分にとっては、すぐに起きる問題ではない。
でも、これからの生涯、社会のいろんな地位、セルフブランド そんなものが
なくなっても生きるすべをつくること。
それは大切なことだと思った。

ただ、それと同時に、この本を読んでいると、
なんだか気がめいっていく自分もいた…。

あらすじ・ストーリー・感想

会社を60歳で定年退職した男が、物語の主人公。

時間があればやりたいと思っていたことがたくさんあった。

でも気づけば、毎日時間をどう使っていいかわからない日々…。

時間があれば、妻とのんびりできると思っていたのに、

妻は、「主人在宅ストレス症候群」にかかり、自分は、

邪魔な存在になった。

家族との絆もボロボロ…。やることもない。

そんなどうしようもない状況を主人公は生き抜いていく。

そこにあるものは、

自分が変われば、変えられることもある、

でもそこにたいして変なプライドがある。

うまく生きていけないもどかしさ、

そんなものがひしひしとつたわってきた。

べつに、物語自体に大きなカタルシスがあるわけではない。

でも、メッセージは、たんたんと心に響いていく。

そんな気がした。

フィクションだし、これが絶対ではない、

でも、自身が定年退職したあとのイメージを
作り上げる場合において、多いに役に立つ
のではないかと思う。
人生は長い、リタイアしたあともたぶん数十年っていきなければいけない。
その時にどんなことができるのか?はたまた何もせずただぼーっと生きるのか。

私の大学のゼミの教授は、アクティブシニア宣言というものを独自につくって、
リタイアしたあとも海外旅行にいったり、介護士の資格をとったりと
いろいろなことにチャレンジしていた。
こんなふうに生きるにはきっと若いうちから退職後の人生のイメージをしておく必要が
あるのではないかと思う。

若い世代も、お年を召した世代も、読んでいて損はない本、そんな本だと思う。

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