kubolog : クボログ

久保のブログ

非現実への逃避の重要性

録画したガイアの夜明けを見ていた。
今回の特集は、「アウトドア」。

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高尾山や富士山に挑む山ガール。
山を自身の体を使って下るキャニオニング。
などが特集されていた。

それをみていてふと思ったこと。

『現代の人々は、非現実への逃避を求めている。』

現実社会は、
不況に経済的不安、経済不安による雇用環境の悪化
リストラの増加、生活格差の拡大などなど
いろんな不安で溢れてる。

10年先どころか1年先も見ることが出来ない。
そんな中、小さな光を頼りに(それすらもない人も多いのかも・・・。)
ただひたすらに前に進んでいる。

そんな現実を忘れさせてくれるもの。
現実から非現実へと逃避させてくれるもの。
それが現代に必要なものなんだろう。

それは、
今回紹介されていたアウトドアだったり、
ディズニーランドだったり、
TVゲームだったり、音楽だったり。

でもそこで疑問に思うのが、
現実って本当に忘れちゃっていいのかな?
ってこと。

現実を忘れるために、非現実に逃避しちゃっていいのかな?

それは、

“いい”のだと思う。
逃げるのが一時的になら。

だって、ずっと辛い海の中にいて
流されてたらきっと疲れきって沈んじゃうしね。

ガイアで特集されていた、
キャニオニングの会社の代表は、
自社の理念についてこんなことを言っていた。

「アウトドアアドベンチャーを通じて、
社会をリフレッシュしたい。」

そう、きっと、
非現実への逃避は、心のリフレッシュなんだよね。
だからみんな、群がる。求める。

山に登ろうとする。ゲームに夢中になる。
夢と魔法の国に何回もいく。夏フェスに参加する。

今の時代を生き抜く人たちにはきっと
これが必要なんだろうね。

逃げるんじゃなくて、一時的に忘れる。
厳しい時代を生きていることを、
一瞬でも忘れされてくれる。

そうして一時的に忘れることによって、
心が解き放たれて、現実にもより一層、
力が入る。

非現実への逃避を創りだす産業。

これは時代が厳しくなればなるほど、
人々が心のやすらぎをもとめて、
伸びてくる産業なのかもしれないなぁ。